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詩と論文 - 1 -
2007-07-14 Sat 10:04
                                            『ハマユウ』
ハマユウー01
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   K-Communication より

   詩と論文 - 1 -

   詩には空間がある。
   短歌や俳句は空間に満ちている。
   論文には空間がない。
   論理と論理でつないでしまうので空間の余地がない。

   詩は空間の文学。
   できるだけ少ない言葉で、豊かな内容を表現しようとする。
   言葉が少なければ少ない程、空間は広がる。
   最小限の言葉で表現しようとすると、短歌や俳句となる。
   それらは空間に満ちている。
   なぜなら、規定した空間が最小限だから、残りは自由な空間なのである。

   論文は、こうはいかない。
   一つ一つの言葉を定義し限定しないと、混乱に陥ってしまう。
   誤解の余地が生じないよう、緻密な論理で構築するので、空間の余地も
   なくなってしまう。
   わずかにあるのは言語内の空間であり、言語外の空間はほとんどない。

   それは、あたかも、Kが言う、心理的なものと技術的なものとのちがいに
   似ている。

   論文とは思考である。
   過去の経験・知識・現実的なものの積み重ねの世界である。
   詩はそうではない。
   論理や理論の世界ではなく、直接理解する世界、共感の世界である。

   物理的なもの、科学技術的世界では、きちんと過去の知識を積み重ね
   ないと進歩はない。
   しかし、心理的な分野、意識の世界では、昨日の経験・知識を持っている
   限り、”死んだ心” になってしまう。
   昨日の目で見ている限り、今を理解することはできない。
   生きている感動はない。
   昨日の記憶を持たず、いつも新鮮な目で見ていなければならない。

   物理的なもの、技術的なものは、物質の世界である。
   物質の世界には、物質を扱う道具が必要である。
   それが ”思考” である。
   思考は物質を理解するための道具なのである。

   しかし、意識の領域において、物質の道具である思考を使おうとすると、
   混乱に陥ってしまう。
   思考は、あくまで物質を理解し、使いこなすための道具でしかない。
   意識の領域においては、思考を超えたエネルギー(*) を使わない限り、
   混乱は避けられない。

   正確に言うと、意識の領域の一部に (物質を理解するための道具である)
   思考がある。
   しかし、意識の領域は広大で、思考はそのほんの一部でしかない。
   この物質次元を理解する道具に過ぎない思考で、意識の全領域を理解し
   制御しようとすると、混乱が生じてくる。
   思考で意識を制御している限り、物質に巻き込まれ一人一人が分離し、
   混乱は避け難い。
   それが世界の現状である。

   思考は 『私』 をつくりだしている。
   『私』 は閉じられた狭い空間でしかない。
   あたかも論文のように、過去の知識がいっぱい詰まった、言葉でがんじ
   がらめの制御された空間である。

   今、私たちは、『私』 の外の広い自由な空間に目覚めようとしている。
   それは、あたかも詩のように、限定が少なく自由で開かれた状態である。
   詩にも必要最小限の言葉があるように、物質次元を扱う必要最小限の
   思考がありながらも、その思考をも含んだ、はるかに広大な空間に生きる
   のである。
   思考は物質次元の道具として使いこなしながら、それを超えた自由な空間
   に生きるのである。
   それは全体的な共有の空間であり、共感の空間である。   

           ・・・明日に続きます。 
           思考を超えたエネルギー(*) とは、Kの言う ”見るエネルギー” です。
           それについては、明日の続きをお読みください。
           K=クリシュナムルティです。

    
                  K-Communication №2(1989年 2号) より
                                 >>K-Communication
           
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