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地獄
2010-09-27 Mon 23:32
                                        『名もない巨木』
名もない巨木ー21-july_08_10
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『地獄』       

天国と地獄がある。
天国は国なのに、地獄はどうして獄なのだろう?
地獄という言葉は、元々はサンスクリッドのnaraka(奈落)から来ているらしい。
奈落の底が地獄ということだろうか。
奈落とは、広辞苑によると「永久に浮かぶ瀬のないところ」とある。
地獄に堕ちると浮かばれない?
永久に出られない?
まるで終身刑?
だから、地の底の獄舎=地獄となったのだろうか。

天国は国だから、人の住むところ?
では、地獄は誰が住む?
地獄の亡者?
さてさて恐ろしい地獄物語の始まり始まり・・・
これ以上読むのはやめる?
それとも、怖いもの見たさ?
選択は自由。
これから先は自己責任で・・・

天国も地獄も、あると言えば、ある。
ないと言えば、ない。

これでは訳がわからない?

では、聞こう。
今、目の前に見えている夕景は、あるだろうか、それともないだろうか。
あるに決まっている?
そう言っている間に太陽は沈んでしまう。
ほら、ないじゃない。
え?
そんな・・・

あると言えば、ある。
ないと言えば、ない。
色の世界は、そんなもの。
空に異ならず。
あるようで、ないようで、どっちだろう?

記憶の中や写真の中には、ある。
でも、それも消えつつある。
永遠にあるわけではない。
磁気的・エネルギー的に一定期間形をとどめているだけ。
それも微妙に劣化しているので、同じものが持続しているわけではない。
放射性同位元素も劣化している。
放射能として放出された分だけ変化している。
この世に変わらざるものなし。
無常。

色の世界は無常。
それ故に、あるようで、ないような・・・
不思議な世界。
まさに空そのもの。

だから、地獄も現象に囚われれば存在するし、囚われなければ存在しない。
地獄という非苦の世界の結晶も、人類の意識が創り出しているもの。
現実と言えば現実。
幻(まぼろし)と言えば幻。

そこは物質世界ではないので、刻々に変化する。
思いの次元が創り出す世界なので、思いしだいでどうにでも変わる。
この物質次元よりも変化が早い。
そういう地獄のような思いがなくなれば、地獄も即座に消えてしまう。
ただそれだけの世界。

宇宙の曼陀羅の一場面?
そういう世界を創ってみただけ?
天国だけでは面白くないので、地獄も創ってみた?
ご丁寧に、いろんな地獄を創ってバリエーションまで持たせてある。
誰が創った?
神様?
閻魔大王?
サタン?
それとも、人間?

天国も地獄も人の想いが創り出す世界。
良いも悪いもなく、ただの事実。
あると言えばあるし、ないと言えばない。
刻々にのみ存在するもの。
それを掴まなければ、存在しない。
掴んでしまえば、存在する。

しかし、それは天国と地獄に限らない。
この世のすべてのものも同じようなもの。
あると言えば、ある。
ないと言えば、ない。
掴めば存在するし、掴まなければ存在しない。

空の意識であれば、何もない。
目に映る刻々のものがあるだけ。
刻々であるが故に、あると言えばあるし、ないと言えばない。
色の意識で生きれば、確かにある。
空の意識で生きれば、何もない。

地獄も、その現象を捉えなければ、何も恐れる必要はない。
その現象を捉えると、捉えたつもりが捉えられる。
地獄の囚われ人となる。
そうやって地獄の住人が生まれる。
ただ掴まえているだけ。
地獄的現象に魅入られ、意識がそこから離れられなくなっているだけ。
単なる意識の状態。

何かに捉えられると、心は不自由になる。
それが天国であれ地獄であれ同じこと。
一方は天国から出られない。
片方は地獄から出られない。
出られないのに変わりはない。
少しも自由ではない。

行きたければ天国へ行き、気が変われば地獄へも行く。
天国や地獄を超えた世界へも行く。
現象に囚われなければ、それが可能になる。
現象が何であれ、それに囚われれば、そこの囚われ人になるしかない。

地獄を恐れることも、天国を敬うことも、特に必要はない。
それは人の価値観。
人間の判断の世界。
思い込みワールド。

自然の美しさを見、それに感動し、それを忘れる。
何も所有することなく、自然の流れと共に生きる。
良くもなく悪くもなく、事実と共に生きる。
ある時は天国に住し、ある時は地獄を覗く。
天国も地獄も飽きたら、また別の世界に遊ぶ。
人間界のドラマに笑い、涙し、ただ静かに見守る。
今生きて在ることを、生きる。


『天国も 地獄もすべて 自(みずか)らの 想いが創る 思い込みワールド』

『移りゆく 現象世界に 囚われて 天国へ行き 地獄へ堕ちる』

『愛(いと)おしい 思いの世界 見守れば 色とりどりの 光煌(きら)めく』

『人間の ドラマも自然も それぞれに ステキな姿 現し消える』

『天国も 地獄も超えて 星々の 思いを超えた 世界で遊ぶ』

『移りゆく 四季(色)を楽しみ 囚われず 人間として 静かに生きる』
               
                   >>日記 無色透明 『439日目 - 地獄』 より

      
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