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思考の限界
2007-05-11 Fri 11:57
                                      『時間のない世界』
時間のない世界ー18-feb
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   ― 自問自答 ―

   【質問】 思考の限界とはどういうことでしょうか。

   思考は道具です。
   理解するための道具です。
   しかし、それが個人の限られた経験と知識に依拠する時、
   主観的で歪んだ『私的思考』となります。
   それは偏見であり、固定観念であり、先入観です。
   それは不自由な思考です。

   一方、それが客観的観察と実験に依拠する時、それは科学、
   『純粋思考』となります。
   それは自由な思考です。
   しかしながら、その科学でさえ、過去のデータに依拠する以上、
   完全であることはできません。
   ニュートン物理学からアインシュタインの相対性原理へと変化
   していったように、科学は限られたデータに基づくものである以上、
   どこまでいっても一定の条件下での真理でしかありません。
   科学も進歩し、より正確に、より厳密に宇宙の構造を明らかに
   しつつありますが、しかし、それはどこまでいっても宇宙の無限を
   解明することはできません。
   なぜなら、科学は有限をベースにしているからです。

   思考は、限られた過去の経験と知識に基づく以上、決して全体で
   あることはできません。
   思考はどこまでいっても断片です。
   たとえ、それが客観的思考であれ、個人的先入観の全くない自由な
   思考であれ、思考が限られたデータを元に考えるものである以上、
   それは全体であることは決してできません。
   それが思考の限界です。
   また、それは過去に基づいて考えることであるため、今、この瞬間を
   生きることはできません。
   部分であり、過去である思考は、その本質を理解して適切に
   使わない限り、大変危険な道具になります。
   科学は私利私欲のために地球環境を破壊し、心理的思考は
   『私』というモンスターを造り出してしまいました。

   人類は、この思考という道具をまだ十分には理解できていません。
   逆に、思考に使われているありさまです。
   人は、まだ『私』の影響下にない『純粋思考』を日常生活の中で
   自由に使うことができません。
   科学者でさえ、一個人に戻る時、彼は『純粋思考』ではなく、
   自己の利益を第一とした『私的思考』で生きています。
   人は、自分がまだ『純粋思考』を完全には使いこなせていない
   ということを、『私的思考』に翻弄されているということを明確に
   自覚する必要があるのではないでしょうか。

   地球の環境破壊という科学の限界が見えるにつれ、
   人々は思考の限界に気づき始めています。
   思考はどこまでいっても全体ではありません。
   それが人類が理解しなければならないことです。
   人類は、これまで感覚、感情、思考という表層の意識で生きてきました。
   しかし、それでは人類としての生存が危うくなってきています。
   部分から全体へのシフトが無い限り、人類の新時代は訪れないでしょう。
                                    
                    K-Communication №39(1993年 39号) より
                               >>K-Communication

   今日から数日間、”自問自答”を連載します。
   以下、順次アップしてまいります。どうぞ続けてお読みください。
   *『私』の構造的問題点とはどういうことでしょうか
   *人の意識の構造はどうなっているのでしょうか
   *心とはどういうものでしょうか
   *『理解』とはどういうことでしょうか

   
           
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